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喉元三寸という言葉があるように、喉から入ってしまったらそれっきりと言う。これでは飲食物は味気ない。口中に余韻を残してくれるもの、胃の腑に入ってからその馥郁の戻り香が鼻腔に漂い至福のときを過ごさせてくれる。 先のマンデリンのオールドコーヒーは飲み終わったカップの縁に残った香りがそのままで、毎日よい香りを愉しめ、40日あまり消えなかったことがある。 珈琲の香りの分析は未だ解明されていないほど神秘的なものである。