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8.フィルター

珈琲を淹てるときに使用するフィルターの材質については永年研究をしてきた。
試してみた材質は下に書いたようにさまざまであるが、最高の結果が出たのは綿ネルであった。
    植物質:紙(濾紙)・綿布類(ガーゼ・平織り・片毛ネル・両毛ネル)・麻類
    動物質:絹・毛織・羽毛・フェルト
    鉱物質:ガラス繊維・金属板・セラミック
    化学繊維(ナイロン)
ネルドリップ


ドリップ用ネルフィルター
それでは、ランブルが採用している綿ネルのフィルターについて説明してみよう。
    形状:放物線(パラボラ)を取り入れた袋状
    素材:片面起毛平織りの薄手で、食品衛生法合格品
    容量:大(5・6人)・中(3・4人)・小(1・2人)の3種類
フィルターを作るにあたっては、手縫い(ミシン縫いは試したが結果が悪かった)で袋縫いすることと、起毛面を必ず外側にすることである。起毛面が内側だと目詰まりし、抽出のタイミングがとりにくくなってしまうので注意が必要である。ドリップ用ネルは食品衛生法合格品
使用後は水でよく洗い、酸化を防ぐために水に浸けて空気を遮断して保管しておく。そして使う直前に水から出し、よく絞るようにする。金枠があるので絞りにくいときは、きれいな乾いたタオルに挟んで水分を充分に取る。
また、長い間使わないようなときは水から出して湿ったままポリ袋などに入れ冷凍室で保管するとよい。