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4.ハンドピック

ハンドピックをするマスター焙煎ができあがった時点で次の大切な作業がハンドピックである。味を損なう原因を作る欠点豆を取り除く重大な仕事であると思っている。
(欠点豆とは、黒変・発酵・カビ・虫食い・未熟などの症状の見られる豆のことである。)

しかし、ハンドピックというとシャカリキに目くじらを立てて選別し、取り除いた豆の量が多いからいかにも厳重にハンドピックをした良質の珈琲であるかのように見せ掛け、それを看板にしている趣があるがグレードの高い良質の珈琲生豆からはきわめて少量の欠点豆しか見つからないものなのだ。

左がハンドピックした欠点豆
(上段:焙煎後の豆   下段:生豆)
欠点豆(焙煎後) 良質の珈琲豆(焙煎後)
欠点豆(生豆) 良質の珈琲豆(生豆)