澄んだ珈琲(左)はスプーンの光が鮮明だが、 濁った珈琲(右)では光が不鮮明である |
どんな方法で淹てた珈琲でも濁ったものは失格であると決めている。
これは、簡単にテストすることができる。カップに入った珈琲にスプーンを浅く斜めに入れてスプーンが一番光っている点を見つけ、その輝度を確認する。次にスプーンを徐々に沈めてゆき輝いている点が見えなくなるまで冴えていて、どんより曇らなければ濁っていない証拠である。
水色(”スイショク”ここでは珈琲の色のこと)はなんといっても透明であり、金色(コンジキ)を秘めた清い琥珀色でありたいとの想いと、珈琲のスタイルがフレンチであることから店の屋号もフランス語で琥珀色(L'AMBRE)とした。
近頃の珈琲の薬的効果について良い点が種々論議されているが「どんな珈琲でもいいのか」をここで考えて判断してみることが必要である。